主婦シゲコは当時を振り返る・・・。一体この世にいるというのだろうか・・・。大概は影響力を与えてしかるべき人物がいるというものだ。自分だって、親父母親兄貴、学校では先生、銀行に入れば入ったで、先輩や上司、顧客それがあの妻キャロルには皆無・・・。友達というと四階に住む大手保険会社に勤める女、そして・・・これもしょっちゅうし訪問してくる大手保険会社に勤める女子訪問販売員。どちらにも加入していた。もうそれらは加入していないし若干惜しいことをしたかも?って今嘆く主婦シゲコ。自分はがん保険以外何もない状態・・・。これはサバンナで、裸状態ってこと。妻の言うことを訊いておけば良かったと後悔するが、後悔先に立たず。無保険っていうことで自分は家族に何も残せない・・・ってことで、年金を少しでも残そうとやっきになりヤッキイズムの達人になり過ぎて妻の取り分まで搾取・・・。妻の言うことに価値があった。先を読んでた。すべてに於いて。しかし28年くらいも前のこの頃。かいもく見当がつかない、いわゆる未熟だった。業務推進役のシゲコは喜び勇み足で博多駅へ到着のお伯母さん迎えにいく。ではパラノイアいきますか~あのう僕は容子の夫になるヤマモトシゲルと申します。家を追い出されてしまい、とうとう伯母さんの手を借りなければいけなくなっていまして・・・あなたは家族を会社には届けてないっていうけど帝国海軍はあなたの銀行とはゆかりがあるのを知ってるの?は、はい少将は知ってます。勉強不足を容子から言われないように予備知識をまず付けなさい。は、はい。猛獣は赤ちゃんでも怖いってことよ、ライオンの赤ちゃんのそのまた赤ちゃんを猫と一緒にする?はあ・・・。