ルビー・ウーマン《黎明編》〔46〕ラジャーかあああああ・・・。脇田大佐は少なくとも、あの時代、英語を知る最も稀有なる人物。キャプテンも大切な英語のトップにある。当然でしょう?駆逐艦栂のキャプテンになったのは、1933年の五月、二年半の歳月、この栂と共にしている。次女ミチ子が三歳から、五歳の時期を過ごしています。神が問い掛けます。帝國海軍の過ちのみならず、陸軍の罪・・・そういったすべての諸々を背負ってお前の孫、初孫の容子は生まれてくる・・・。大丈夫なんですか???お前のその口癖??もうそろそろ、終わりにしないか?大丈夫だから、生まれてくるんだよ!!お前が娘三人の中で、真ん中の娘に、なぜ?カタカナを選んだのか?長女は静枝、三女は?千鶴子です・・・。じゃあ、なぜ?次女はカタカナを?あの頃の流行です。どうしてもキミがその名前でいきたい!!って。じゃあ、子だけでも、漢字になさい!と自分が言いました。あの頃から、ミチロードの線は生きていたんだ。神の言葉は鮮烈でした。ミチロードとは?