ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔41〕小柄で、華奢で、聡明な奥さんがなぜまた、キャロのような、山育ちを??疑問符はありましたが、考えてみると、中学時代のキャロを知る人々はこぞって、キャロが高校から、いなくなった・・・え?あの優等生だった和田さん生きてたの??って驚かれるんです。確かにキャロ、日大高校のスクールが来ても、電信柱の影に隠れていたのを、さささ~~って出て、スクールに乗り込んでました。劣等感の極限でしたし、あのスクールは、ガス室に送られるユダヤ人の気持ちと同位と言ってもいい程に辛かった。中学時代のこの弾けようをこうやって、書いていて、改めて思うのです。あの文具やのエイミーの家はいま、朝日新聞販売所になっています。運命は普通の人は線ですが、キャロはサークルになってて・・・。だって、新聞配達キャロの後に、三日間やって、リタイアしたのは、その張本人エイミーなんですもの。この本やさんのバイトももちろん、エイミーに告げます。え?と彼女、当惑してましたね~のれんの向こうから、しょっちゅう、話しかけてくる男の子、まるで、若草物語のローリーのように親愛なる君なんですよね。