ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔26〕ある放課後、ひとりの教師がやってきて、そのビンタ教師とは、キャロ気がつかないんです。バレーの練習を30分は観察したあとに、バレー部の顧問でもないのに、キャロを一番後ろのライトに、下げたんです。セッターには、身長の高い子を、持ってきて、こう言うのです。背のある、あなたが、セッターやりなさい!そして、キャロを見て、あなたのように、球を確実に拾う選手こそ、守りに徹しなさい!で、でも!!キャロは反抗しました。いきなり、言われても、中体連まで、もう一ヶ月・・・無理じゃないかなあ?ね?みんな・・・。え??みんなが、沈黙。しかとなんですよ。意見があれば、いいよ、言ってもらって。その教師もしばらく待っていました。迷うっていう、難儀な、しくみと、各人は向かい合っていたんですね、キャロはげんなりしてしまいました。その教師が暗くて、よく見えなかった・・・ということもあり、すぐには、気がつかなかった。よほどの、鳥目ですよねえ。