ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔33〕伯母は、とりとめもない話に興じます。結婚については、不思議にも、ひとつもなかった・・・。ただ、あの秀才の少女とキャロを比較して論じ始めたもので、おっと~ってなったわけです。あの娘は恐らく、医師か、裁判官になって、生涯で、何億も稼ぐだろうに・・・。伯母も、数々の著名人の小学校時代を見ていますから、勘はきく。あの西岡武夫さんなんかが、クラスが違えど、小学校時代を見ています。一体全体この娘は???バレーボールにばかり、打ち込んで・・・。伯母は気になってたまりません。なぜなら、その秀才少女の母親が予言していたから。容子ちゃんは、教育の過渡期にあって、きっと、迷子になってしまうわよ!って。この娘の将来は???むっつ疑問符がついていたし、今となっては光栄に思います。