ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔18〕キャロは恐ろしい様相になった外の気配を感じ、アパートの外に出て空を見ます。そしてすぐ、ドアを閉め・・・。するとガッチャ~ンというけたたましい音。胸をつんざかれそうになるんですね。な、何があった??って。回答があるんです。一戸ずつ、街灯がドアの上にあるのですが、それに雷が落ちてきたのだと・・・。あと一分違えば、間違いなく、お前は死んでいただろう・・・って。キャロは玄関に座り込んで、神に尋ねます。なぜ?救ってくれたんですか??ミニツの法則で?と。回答はこうでした。お前は、間違いなく、まだ・・・私の陣地にいると。キャロは胸を撫で下ろすんです。またもや、救って下さった・・・零のゲート〔純心幼稚園〕では、あんなに反抗して、キャロは、アーメンも言わなかったのに・・・。キリストは悲しむどころか、そういう一途なキャロに賭けていたんですね。