ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔16〕この間だけど、姉ちゃんが、大きな声で、叫んだろ?ほら、うちの玄関の和田タヤ(純心大学の本田先生作)の胸像の前でさ、ああいうこと、やるから、俺には、ぴ~んと来たし、わかったんだ。あの時に、姉ちゃんが、家を売るんじゃないぞ!!って大声で叫んだけど、近所の人達、全員に聞こえていたし、恥ずかしいよ、俺は、半年は売らないでいようかなって、思っている。キャロは静かに耳を澄ませていたんです。無礼極まりない、姉の姿として、当然。福山雅治さんの、生家だったりしたら、俺だって売らないさ!!そこは、区別して、考えなくちゃ。あそこは、売ってしまうし、いずれは、そうしたい!でも、姉ちゃんから、玄関先で、ああいう風に叫ばれると、悲しくなるし、俺にも、立場ッつ~もんがある。いやあ、ご、ごめんなさい!って、素直に謝りました。ねね、佐村河内氏のことは、どう思う?ってキャロ、やんわりと、矛先変えたくて探り入れたんです。すると、またもや、弟は、とんでもないことを解き始めるんです・・・・・。