サファイア・マン《緻密な男編》〔39〕キャロルは弱冠二十六歳でありながら情報の定理をそのときに解明しています。つまりここでは真実といわれるものにすべて蓋がなされ、偽りの情報だけが錯綜、人々の口から口へ伝授されています。真実はひとつ。キャロル…

シゲコの場合不思議な金銭運があって、こういうことをいうと叱られるかもしれないが、キャロルが旅行するたびに、シゲコは病に伏してしまい、がん保険が出る。それで、いつもシゲコのサイフの紐がずり落ちたりはなく、相当の金銭の運、業を背負って生まれて…

キャロルが夜勤組むのは、火曜日がそのスポーツ関係の仕事してた人で、木曜日が新メンバーで、元、焼き鳥屋で厨房やってたという男性。ふたりともと年上といいたいが木曜日の彼は年下。いつもスポーツ新聞や文庫本を読んでる本好きニンゲン。ふたりともナイ…

自分は時津のイオンをアルバイト面接受けて不合格だったのに、またイオンやマックスバリュに行くハメになったのは今回ＡＴMだったのだ。長男から一万円のバースデイ送金あったのにコンビニでおろせない。残金が99円しかなかったからだ。それで、また久しぶり…

やっぱり最後に笑うのはここなのかも？とうとうキャロルはワオンに積み増す。新越谷駅近くのミニストップで積み増しして以来、九ヶ月ぶりになる。残金は六十円しか残っていなかったらしい。自分はセブンの店員だからナナコのみ？それではセカイ感やセカイ勘…